闘技場RPG - ザ・テキスト育成RPG。ただし、おもしろい。(無料)
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- ショートゲーム

闘技場RPG
価格:無料
サイズ:4.8 MB
言語: 日本語
コメント:全編テキストのみで進行する育成RPG。画像がない分、シンプルにぎゅっと凝縮されており、RPGの醍醐味を堪能できます。通勤中のOLなんかがやってたら惚れる(?)テキスト型の育成RPG「闘技場RPG」のご紹介です。
グラフィックらしいグラフィックはほとんどなく、基本的にほぼテキストのみで構成されている一見カジュアル、でも濃密なRPGです。
パッと見ではほとんどの方が惹かれないと思いますが、「ゆけ勇者」があれだけ評価されたのを思えば、今作もそれなりに万人向けともいえなくもない(どっち?)かなと。
こっちはオフラインで楽しめますからね。
合間にやるにはもってこいです。
内容はクラス分けされた闘技場で戦いを繰り返し、レベルを上げ、能力値にポイントを振り分け、武器と魔法を購入してさらに強化していく、ということをテキストベースでコツコツと進めていきます。
ほんとにコツコツという言葉がぴったりで、地味なレベル上げや能力値の配分調整に忍耐が必要。
「エルミナージュ」や「ウィーザードリー」とかで、ひたすら初期の能力値を調整し続けることができる方、もしくは「ゆけ勇者」からもう少し踏み込んだRPGがやりたい方にはおすすめです!
↓ 地味っ!


「ゆけ勇者」では武器、防具、道具を装備して、出発する場所と階を設定するだけですが、こちらはそれに加えて自分の能力を強化して、さらに自分で戦闘ができます。
という大雑把な説明でいいのか、という気もしますが
やっていることは、目を細ーーーくすれば遠からず、近からず。

とはいえ、両方やってみると方向性はまったく違いますけどね。
「ゆけ勇者」はRPGでマンネリ化しやすい「探索&戦闘」という要素を「放置ゲーム」の形でばっさりとカットすることで、”余白の冒険を空想する楽しみ”を与えてくれています。
逆にこちらは、戦闘に関わる部分のみにゲーム性を絞ることで、RPGのもつカタルシスを最大限引き出した、重箱の角をつつくような作品に仕上がっています。
どちらも作業ゲーになりかねないのですが、うまく消化している部分が良いところですね。
どちらもおもしろいです。
↓ 戦闘はこんな感じ・・

さて、ゲームの細かな説明を。
基本的な内容は、町で装備や道具など準備を整え、闘技場でクラスにあわせたモンスターと戦います。
戦闘は1つのクラスにつき5連戦になっていて、全部に勝つと次のクラスへと進め、さらに経験値とゴールド、アイテム等が貰えます。
↓ 勝利すると賞金と経験値、そしてアイテムが

負けた場合は、治療費としてゴールドが半分もってかれてしまいます。
とはいえ、セーブが自分でできるゲームなので、負けそうになってきたら「降参」を選ぶのが得策です。
「降参」してもゴールドも減らないですしペナルティもまったくないので、危なくなったら早めにリセットして再度始めるのが良いかと思います。
(ただし、降参後にそのまま続けると武器の「耐久力」は減っているので、「保存」時に戻るのがおすすめ)
↓ 敵との戦績もあり

そのほか、クラスは10段階まであり、1つのクラスに10体のモンスターがいるので、何度も挑戦してモンスターのコンプリートを目指すのもありかと思います。
闘技場の「戦績」のところで戦ってきた敵を見れます(といってもテキストのみ!)
なお、初めて登場する敵は、ステータスが「未知」となっていて、詳細がわからないのも「世界樹の迷宮」や「エルミナージュ」みたいで良いですね。ちょっとドキドキ感が増します
↓ どんだけ巨大かを創造することも可能

さて、ゲームを始めるとまずは自分の名前を決めます。
次に能力値を設定。
ここで、ちょっと項目毎にご説明。
能力値に関して

最初に割り振れるポイントは10ポイントです。
それぞれの能力は以下をご参考に。
体力 - HP値に影響。
魔力 - MP値と魔法攻撃に影響。
筋力 - 攻撃力に影響
器用 - 命中率/必殺率に影響。
俊敏 - 回避率/先制率に影響。
守備 - 防御力に影響。
精神 - 魔法防御に影響。
はっきりいってしまって、筋力と体力、そして守備をあげていけば間違いはありません。
なぜかというとダメージについては、「筋力-相手の守備力」というのが基本となっています。
素手であればそのまま適用され、武器を装備していれば「筋力+武器の攻撃力-相手の守備力」という形になります。
↓ 最初に始めたときにこんな感じにしました

ここに「俊敏」の先生率と「器用」の命中率により、攻撃の順番と命中が関係し、さらに「器用」の必殺率の値が加わって、時々クリティカルヒットが発生することで「攻撃力2倍-相手の守備力」という形になります。
魔法も同じで、「魔法力-相手の守備力」を元に、特殊な要素としては属性によりダメージが相殺されるといったことが起こります。(魔法は使えないっ)
↓ 筋力が高ければこんな敵でもなんとかなるといえばなんとかなる

つまり、相手の守備力を凌駕する筋力と、ダメージを受けないようにする「守備」をあげて、あとは体力があれば、ほかのものはそんなに高くなくても大丈夫です。逆に他の値をあげても、筋力、体力、守備の値がそこそこないと、先に進まなくなります。
わたしは「魔力」「精神」(途中まで「俊敏」も)はほとんどあげませんでした。
あとは後半に器用が要求される気がしたので、その辺も必要かと。
器用、俊敏が高い敵が後半に登場するので、攻撃がなかなか当たらない、ということは起きやすいです。
武器の耐久力関して

武器や、呪文、道具といったアイテムは耐久力があり、耐久力が0になると使用不可になります。
耐久力が0になったアイテムは鍛冶屋で処分できます。
鍛冶屋は、新品ほど高く買い取ってくれますが、「引き取ってもらう」ことが可能です。
引き取ってもらうと鍛冶屋で修理する為のポイントが1ポイントもらえます。10ポイント溜まると無料で1つ修理してくれます。修理は耐久力を戻してくれるので、後半に強い武器を蘇らせるために貯めておくことをおすすめします。
とはいえ、わたしはお金が結構潤沢にあったので修理することなく終わってしまいました。。
武器の種類と射程に関して

武器には射程があり、立ち位置によって使用できない武器があります。
斧は至近距離用で先頭から2マス以内、剣は中距離用で先頭から2.3.4マス、弓は遠距離用で後ろから2マスで使用可能です。
(酒場でも教えてくれます)
つまり持っている武器によって戦闘中に「前進」「後退」で立ち位置を変更しなければいけません。
さらに、前のほうが攻撃を受けやすく、後ろのほうが受けにくいという位置効果もあり。

それらを総合して、攻撃を受け難い弓が最強なのでは?と思った時期もありましたが、結果的には剣でいけば間違いはありませんでした。
というのも戦闘開始時は3マス目にいるので剣でしか攻撃ができず、弓や斧の場合は移動が必要となり、移動時に攻撃を受けてしまいます。
後ろに下がっていく弓は序盤の戦闘は攻撃を受けづらいですが後半は攻撃が当たることが多く、移動のターンがもったいないことになります。
もちろん、これは筋力や体力を優先してあげた結果なので、違うステータスのあげ方をされている方は別の武器が良い場合もありますので、あしからず。
魔法に関して

魔法に関しては水、雷、火の属性があり、位置補正が関係ないなどのメリットもありますが、魔法の耐久力が減る上に、「魔力」の値も消費する割にはたいした攻撃力もないので、ほぼ使わずにクリアしました。
守備が高く魔法が有効な敵もいるみたいですが、どうなんでしょうね。気づきませんでした。
ショップに関して

ゲームには、武器屋、魔法屋、アイテム屋と基本的なショップがあり、そのほか、酒場と鍛冶屋、属性屋があります。
酒場は冒険に役立つヒントを教えてくれるところ、鍛冶屋は前述の通り。
属性屋は、最初は無属性の状態に1000G払うと「火」「雷」「氷」の属性を与えてくれます。
与えてくれるのは、あくまで防御の属性で、火の属性であっても「火の魔法」が強くなるわけではありません。
正直試していないのですが・・・、これはゲーム性の幅を広げてくれているオマケ要素として捉えて、攻撃重視でいく場合は必要ないかも・・・。
経験値のポイント変換に関して

経験値が一定量溜まると、能力を強化する為のポイントと変換できます。
変換のための経験値は、レベルがあがるごとに上がっていくので、その分、レベル上げ戦闘が増えてきます。
ここが一番作業っぽいですが、ポイントは3~5の間でランダムに与えられるます。
そりゃあ5が欲しいですよね?
となると、おすすめなのが、まず変換前に「保存」します。
その後、交換してみて、3や4がでたら、一旦家から出て、左下の「GO TITLE」でタイトル画面に戻ります。
そして再度返還前の状態からゲームを始めて、もう一度変換してみると、先程とは違うポイントが付くはずです。
良くある能力値割り振りの作業です。。

まずはこれで5ポイントを獲得となり、もし体力値を上げたいならまた「保存」。
体力値もランダムで1~10が与えられるので、同様の方法で大きい数字を獲得してください。
という具合に、これで低いレベルでも強い状態にもっていくことが可能です。
冒険の進め方に関して

進めていくと起こることですが、1のクラスをクリアした後、次のクラスにすぐ挑戦してもだいたいすぐは歯が立ちません。
どうしても忍耐期間が必要になります。
挑戦したいクラスから2つクラスを下げたあたりを何度かやって、レベルがあがったら1つ下を再度やってみて、素手でもある程度行けそうな様子になったら次のレベルにチャレンジすると、問題なく進むと思います。
最終的にレベル19程度で問題なくクリアできました。
がんばればもう少し下のレベルでもクリアできるはずですよ。

合間にやって3~5日間程度ですかね。
その後のやりこみ要素もあるので(敵のコンプリート、レベル上げなど)続けることが可能です。
広場で他の方のレベルを見ると、結構すごいレベルの方がいらしゃって、怯むこと請け合いです。
無料なのでおすすめ!


無料
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