Trap Hunter - 罠を仕掛けるローグライク・ダンジョン探索RPG。（450円）

カテゴリ:: RPG

TRAP HUNTER -LOST GEAR-
価格：450円
サイズ：79.3MB
言語：日本語

懐かしの「刻命館シリーズ」と「不思議のダンジョン・シリーズ」を足したようなトラップRPGゲームTrap Hunterをご紹介します。
罠を駆使してモンスターを倒し依頼をクリアしていく、ローグライクのターン制ダンジョン探索RPGです。

販売会社は石川県のASH Corporation。

薄暗いダンジョン内で罠を仕掛けてお宝ハント・・・、マニアックな内容っぽいですが、結構万人受けしそうなおもしさです。

罠を仕掛ける異色のゲームとして当時人気があった「刻命館シリーズ」。

ワタシも大好きなシリーズで結構はまりました。
このシリーズは「人間狩り」と称して侵入者達を「捕獲」または「殺害」するというなかなかスリリングな内容でしたが、ウィキで見たら「影牢～刻命館真章～」は約20万本も売ったんですね。

どんだけみんな「人間狩り」がしたかったんでしょうか。

ワタシも当時かなりはまって狩りまくってましたが、そんな姿を見た両親は子供の将来に相当の不安を覚えたに違いありません。

↓　これは影牢Ⅱ。ちょっとゲームの雰囲気が変わってますが、これも結構面白かった。

今作は刻命館シリーズの2作目以降である「影牢」の雰囲気と「不思議のダンジョン」シリーズを足したような内容で、全体的には「トルネコの大冒険」や「風来のシレン」などが近いのかもしれません。

毎回変わるダンジョンに進入し、罠を仕掛けてモンスターを討伐しながら、お宝を獲得して任務を遂行するゲームです。

↓　こちらがTrap Hunter。罠の種類は「刻命館」に近い。

やはりこのゲ－ムの醍醐味は罠に誘い込むワクワク感と、コンボを狙ってうまくいった時でしょう。

ダークな雰囲気やゲーム音楽もこの罠を仕掛けるという作業にあっていて、全体的にまとまっています。グラフィックはちょっと荒いですが、常に暗いシーンが多いのでこんなもんで良いかと。

↓　ひたすら暗いダンジョンを進みます。
ダンジョンはブロック毎になっていて、進まないと部屋が見えない。

罠を自在に操る力を持つ神具「ギア」を持つ主人公エドウィンは、バネや鉄球、毒ガスなど多くの罠を仕掛けられます。
バネで弾き飛ばして、飛ばした先で弓矢攻撃といった連鎖攻撃（コンボ）も可能です。

これを考えるのが楽しいですね。
ターン制なので十分に考える余裕があります。

↓　罠はステージが進むごとにアンロックされていきます。

罠解除の条件は通常の主人公のレベルとは別にあるギルドランク。
ダンジョンをクリアすることで得られるギルド経験値が貯まると、主人公が扱えるトラップの種類が増えていきます。

ただし、罠を使わなくても普通の攻撃で対応できるので、めんどくさかったら罠を仕掛けなくても進めることは可能です　（回復タイミングさえ間違わなければ結構普通の攻撃でも余裕です）

↓　左上の地図で場所を確認できる。緑は自分。赤は敵。黄色は階段。

行動はターン制となっており、敵のスケルトンやゴブリンなどがフロア内にいる場合は、こちらが動くと相手も動くという仕様になっています。

最大の特徴である罠は設置面と攻撃が出る方向などが罠によって異なり、うまく調整して配置しないと敵がそこを通過しないということも多々あります。

また自分にも影響する罠もあるので設置後の移動は注意が必要です。

↓　強力な罠ほどTPやマテリアルの使用も多い。

各罠には、設置作業に必要なTPがあり、そのTPを消費して設置します。
罠をガンガン設置しない限りはこの辺はそんなに意識しなくても大丈夫です。

また、罠によってそれぞれ火・水・地・雷の4種のマテリアルが必要となり、必要な時に罠が仕掛けられないということもあるので、マテリアルの数には注意が必要です。マテリアルはダンジョンを探索していると手にいれることができます。

↓　マテリアルは街で買うこともできるし、ダンジョン内にも落ちている。
右の「PICK」をクリックして回収する。それぞれ最大で99個。

街では、アイテムの保管や罠の装備ができるほか、武器の購入や、指南所、クエストの依頼を受けることができます。拠点としてここから冒険が始まるところです。

メインはやはりギルドでのクエストの依頼ですが、アイテムがすぐいっぱいになるのでアイテムの売買や装備の変更も重要な作業ですかね。

↓　詳細はチュートリアルでかなり詳しく教えてくれます。

街では体力回復の場がないので、回復アイテムの購入は忘れずに行いましょう。

あとは装備を整え、依頼を受けてダンジョンへと向かいます。
依頼を完了するとギルドポイントが上がり、報酬がもらえます。

↓　探索的な依頼内容もあり。

大掛かりなダンジョンRPGのような雰囲気ですが、内容はいたってシンプルで、かつ難易度もそれほど高くないので、実は万人受けする内容かと思います。前述のような「人間狩り」ではなく「モンスター討伐」なのでグロテスクなこともほとんどないです。

ダンジョンを進むワクワク感も味わえ、罠を仕掛けてそれにひっかかるのをウロウロしながら待つのもなかなか楽しめますよ。 450円は少し高いので、気になった方はまずは体験版をどうぞ。

最後に操作がもっさりしているとお思いの方は、移動スピードを最大にすれば解消されます。